令和3年草津周辺ホタル生息マップ

2021年08月20日

5月13日から6月20日までの延べ20日にわたり、雨の日や休息日は止めて、夜8時から10時過ぎまで、草津周辺のホタル生息調査をしました。
簡単な目視で生息を確認、生息数を推定して作成しました。限られた日時での調査であり、他に生息場所があったり、生息数に間違いがあるかもしてませんがご了承ください。来年ホタル観察をする上で参考として頂ければと思います。
今年は、コロナの影響やSNSでの情報が伝わるのか、多くのご家族がホタル観察で出掛けられていたように感じます。ホタル観察を通して、地域の自然環境に関心を持って頂くことは、大変嬉しいことです。
ホタルは人里昆虫と言われ、人間の暮らしの寄り添って生息している昆虫ですが、現代の人間の暮らし方が大きく変化して、ホタルたちの生息環境が厳しくなる中で、草津周辺では、必死に生きている姿を見ることが出来ます。一時下流域で沢山のホタルに出会えるところがありましたが、夜の人工照明による明かりや水量の減少から、見られなくなったところやわずかの飛翔数しか見られなくなったところがあります。ほとんどの街灯がLED化されており、遠い星の光や月の明かりと違い強い光で、ホタルや夜行性生き物も生息に影響しているように感じています。またため池等が無くなり、特に冬季の水量の減少から、水質の変化の影響も感じています。
草津周辺では、まだまだ沢山のホタルに出会えるところがありますし、市街地の河川でも必死に生きているホタルに出会えます。どうか来年も沢山のホタルたちに出会えることを楽しみにしていきたいと思います。
下図の本年の草津周辺のホタル生息マップ
ご確認ください。





Posted by ホタルの光 at 14:55 ホタル生息状況